3月25日(月)「愛察」   


企業のコンサルティングを行うHさんは、ある経営者から「見てほしい知り合いの会社があるんですが、お願いできないでしょうか」と頼まれました。
その会社の社長に連絡を取り、訪問すると事務所内はどんよりと重たい空気に包まれています。Hさんは、「なるほど、これでは業績が上がるどころか下がる一方だな」と感じたと言います。
そこでHさんは、「社長と現場の責任者は挨拶を徹底してください。ただし普通の『挨拶』ではなく『愛察』をしてください」とお願いしました。
Hさんの提唱する愛察とは、仲間やお客さまを心の底から愛し思いやり、心情を察して挨拶をすることです。
Hさんは、「そのくらい相手のことを思いながら挨拶をすれば、コミュニケ-ションはもちろん、心から信用・信頼されるようになりますよ」とアドバイスしました。
最初は照れ臭そうだった社長や従業員たちも、数力月ほどで愛察があたりまえになりました。事務所の雰囲気は見る見る良くなり、低迷していた業績も上がり出し5年ぶりに黒字に転換したのです。

【今日の言葉】「愛し」「思いやり」「察し」ましょう

《一言コメント》
挨拶 で、会社を立て直す。
このコンサルタントは、経営の本質を良く捉えているなと感心しました。

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※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/