3月20日(水)『足元をしっかりと見よう 』 春分の日


岩手県出身の作家、若竹千佐子さんは、平成29年、主婦業のかたわら執筆した『おらおらでひとりいぐも』で文藝賞を受賞しデビュ|しました。その翌年同作で芥川賞を受賞しています。
若竹さんは、若いころから文章を書くことが好きでした。しかし、書きたいテーマに出合うことなく何十年がたっていたといいます。人生を根底から揺さぶったのは、50代で愛する夫が急逝したことでした。悲嘆に暮れる若竹さんを見かねた息子から、小説講座の受講を勧められ、それがきっかけでこの作品は生まれました。『おらおらでひとりいぐも』は、宮沢賢治の妹、トシが息を引き取る前に賢治に遺した言葉です。岩手県の方言で「私は私で一人で行きます」という意味になります。物語は、若竹さんと同じく、夫を亡くした後一人で暮らす女性の日常が綴られています。
小説に限らず、企画や新商品などのアイデアを求め、ネタを探してみても、すぐには見つからないことが多いでしょう。しかし、あなたならではのテーマは案外ごく身近にあるものです。特別なものを探すのではなく、自らが生きる人生のなかに、形にすべきものがあるはずです。

【今日の言葉】あなたが表現すべきことはごく身近に

《今日の一言コメント》
人間は、一人一人が一冊の本ができるほどの人生を送っていると思います。
誰一人として、普通で平凡な人生を送った人はいないなと思いました。

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※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/