2月6日(火)「たたき台」  


新しい企画を立てるときや問題の解決を目指すとき、議論をするための原案を作ることがあります。いわゆる「たたき台」です。
長年コンサルティング業に携わり、企業の新規事業支援などを行ってきた田中志さんは、良いたたき台を作るために大切なのは、完成度ではないと語ります。むしろ欠点があったほうが良いそうです。なぜなら未完成だからこそコミュ ニケーションが活性化するからです。
たたき台の目的は、多くの意見やアイデアを引き出すことです。「これは違うんじやないか」「こうしたほうがいい」と議論することで、より良い答えを出せます。また、全員の意思統一を図る機会にもなるでしょう。
最初から「完璧なものを作ろう」と思いがちですが、一人で考えるアイデアには限界があります。それよりも、早めに大まかな案をまとめてみんなに意見を聞くほうが、完成までのスピードも上がるはずです。
田中さんは、活発な議論を交わすためには間違いを恐れないこと、互いを認め合うという2つの精神が必要だと語ります。みんなのためにも、自身の成長のためにも、たたき台を積極的に作ってみましょう。

【今日の言葉】たたかれて最善の答えが得られます

《一言コメント》
最初は不完全な叩き台の方が良い!
間違いを恐れず、互いに認め合う 精神で、最善を求める方法は、合理的だなと思いました

皆さんの意見も聞かせてください
※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/