12月11(月)「ものを考えるばね」
作家の司馬遼太郎が、江戸時代の医師蘭学者の緒方洪庵について書いた、「洪庵のたいまつ」という文章があります。洪庵は少年時代、病弱な自分の体をもどかしく思っていました。そこから、「人間が健康であったり健康でなかったり、また病気をしたりするということは、いったい何に原因するのか」と考えるようになったのです。それが、彼を蘭方医学の道へ向かわせたきっかけでした。洪庵は後に大坂の船場に適塾を開き、多くの優秀な人材を世に輩出しました。
司馬遼太郎は、この話を受けて「人間は、人なみでない部分をもっということは、すばらしいことなのである。そのことが、ものを考えるばねになる」と記しています。
もし、洪庵が健康だったとしたら、彼は蘭方医学への興味を持たず、門弟たちを育てることもなかったかもしれません。
現在あなたが人と違っていて不満に思っていること、欠点に感じていることは、「ものを考えるばね」になります。自分の弱みは強みに変わると捉え、何ができるか考えてみてはいかがでしょう。
【今日の言葉】弱みは思考を深めるきっかけになります
《一言コメント》
なるほどな、と感心しました。
自分の弱みが、逆に克服するエネルギーになると強みになるなと感じました。
皆さんの意見も聞かせてください
※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
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