11月6日(月)「一日暮らし」
禅僧、道鏡慧端が遺した文章「一日暮らし」の中に、次のような言葉があります。一日を大事にせよという教えです。
「いかほどの苦しみにても、一日と思えば堪え易し。楽しみもまた一日と思えば、ふけることもあるまじ。愚かなる者の親に孝行せぬも、長いと思う故なり。一日一日を思えば、退屈はあるまじ。一日一日つとむれば、百年千年もつとめ易し。何卒一生と思うからに大そうなり」
現代の言葉では、次のような意味になります。「どんなにつらいことでも、今日一日のことだと思えば耐えられるし、どんな楽しみでも一日なら溺れることはないだろう。人生は長いと思いこんでいる愚か者は親孝行をすることもできない。一日一日を生きていれば、迷うことはないし、百年でも千年でも充実して過ごせる。長い一生だと思うから大げさに考えてしまうのだ」
慧端はさらに語ります。「一大事と申すは、今日、只今の心なり。それをおろそかにして、翌日あることなし」。つまり「人生で一番大切なことは、今日、この瞬間の自分の心である」ということです。
一日を始めるとき、いつも肝に銘じたい言葉です。
【今日の言葉】今日一日を大事に過ごしましょう
《一言コメント》
明日があると思うから迷いが生じる。
確かに、今日一日しかない と思って生きたら、心構えは変わるなと思いました。
皆さんの意見も聞かせてください
※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/