8月10日(木)『ゆっくり行こう』
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大学生のEさんは、夏休みを実家で過ごしています。ある日の午後、祖母が買い物に付き添ってほしいと言うので一緒に出掛けました。
足が不自由な祖母は、杖をついて、ゆつくり歩きます。Eさんは、その様子に、「僕が代わりに買い物に行った方が早く済んだのに」と思いました。内心、早く戻って自分の好きなことをしたかったのです。
祖母は、「ゆっくりでごめんね。でもな、運動せんと歩けんようになるから、自分で歩くようにしてるのよ。せかさんといてな」と言いました。
買い物は、祖母が体力を維持するためのリハビリでもあったのです。
その言葉を聞いて、Eさんはハツとしました。焦る気持ちが伝わって、祖母を傷つけてしまったかもしれないと思ったのです。自分のことばかり考えて、相手の気持ちに思い至りませんでした。Eさんは、「僕の方こそごめんなさい。ゆっくり行こう」と謝ったのです。
若くて経験が少ないうちは、つい自分のことばかりに注意が向いてしまいがちです。だからこそ常に意識して、相手の気持ちや状況を考え、行動することが大切です。
【今日の言葉】どんなときも相手の気持ちを大切に
《一言コメント》
優しいお孫さんだなと感心しました。
素直に謝れるように育てた両親の教育が素晴らしいなと思いました。
皆さんの意見も聞かせてください
※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/