4月20日(木)『置きどころ』
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安西水丸さんは、シンプルで温かみある画風が人気を集め、広告や書籍など幅広い分野で活躍したイラストレーターです。
「絵を描くときに大切なこと」について尋ねられたとき、安西さんは次のように答えました。
「絵というのも、筆の置きどころがあって、つまり描くことのやめ時があるんだ。これはこれで絵にとって大切なことだと思っている」
絵は湧き上がる感情に任せて描く部分が多いため、手を加えすぎると技巧に傾くと安西さんは考えます。タイミングを見極めて一度筆を置き、振り返ってみることで、新しいものが見えてくるというのです。
これは、他の業種にもいえることです。たとえば商品やサービスを新しく開発する際「ここで終わり」ということはないかもしれません。後からアイデアを追加したくなることもあるでしょう。しかし、どこかで一度手を離し、世の中に出すことが必要です。そのタイミングを逃すと、新鮮さが薄れたり、もともとの良さが失われたりすることもあります。
ものづくりには、情熱だけでなく客観性が求められるのです。
【今日の言葉】タイミングを見極めましょう
《一言コメント》
作品の制作は、確かに、どこで止めるのか。これは、とても難しいことですね。
客観的に、周囲の人に評価してもらうことも大切だなと思いました。
皆さんの意見も聞かせてください
※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/