4月8日(土) 『隠された日本の財産』


花粉症の人にとって、春はつらい時期でもあります。花粉症のなかで特に多いのがスギによるもので、2008年に行われた調査によれば、日本人のスギ花粉症の有病率は、約26パーセントと報告されました。
花粉を飛ばすスギを敬遠する人も多いかもしれませんが、スギは日本の固有種であり、わが国の文化に深く関わっています。鹿児島県屋久島にある樹齢1OOO年を超える屋久杉を筆頭に、長寿で知られ、しかも日本一樹高が高くなる木でもあります。
学名は「クリプトメリアヤポニカ」。意味は「隠された日本の財産」で、つまり財産になるほど利用価値の高い木とされているのです。
縄文時代から、スギは建物や家具の材料、彫刻や工芸品などに広く利用されてきました。また、調湿作用や劣化の原因となる物質を吸着する性質があり、東大寺にある正倉院の宝物は、スギで作られた唐櫃に収納されていたおかげで、1300年間も守られてきたといわれます。
スギは、日本の文化を発展させ、守ってくれる自然の恵みの一つです。私たちより長い時を生きる生命に尊敬の念を抱き、大事にしたいものです。

【今日の言葉】国土の自然を守っていきましょう

《一言コメント》
杉にこのような効用があることを初めて知りました。
古来から日本人は、その効用を判って活用してきたんだなと驚きました

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※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
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