11月3日(木)『伝統・文化を伝える』 文化の日
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『群書類従』は、江戸時代後期の1819年、国学者の塙保己一によって編纂された叢書です。古代から江戸時代初期までの日本の古書を分類・収録しており、全530巻を刊行するまでには、41年の歳月を要しました。
『群書類従』には『かぐや姫』『浦島太郎』などのおとぎ話や、『枕草子』『方丈記』などの随筆や日記といった、古典作品が多数収められています。
また、和歌や連歌、有名な神社や寺の縁起なども収録されており、歴史学・国学・国文学の研究に多大な貢献をしています。
生まれつき目が不自由な保己一は、数々の物語や資料を読み聞かせてもらうことで学びを深めました。そして、先人たちが遺した文献を後世に伝えるため、『群書類従』の編纂を決意します。本の編纂は、保己一が記憶した内容を口述し、弟子が書き留める方法で行われました。
文化や芸術は、どのように優れたものであっても、伝える人がいなければ、いつしか途切れてしまうものです。古くから伝わる昔話や文学作品を、現在も私たちが読むことができるのは、保己一のような人たちの努力があってこそだといえます。
【今日の言葉】未来のために伝統を守りましよう
《一言コメント》
目が不自由な方が、このような歴史に残る作業を41年も掛けて成し遂げたことを初めて知りました。先人のお陰で、今の日本の伝統文化があることに感謝します
皆さんの意見も聞かせてください
※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/