9月7日(水)「一緒に泣いてくれる人」


1954年に公開された木下恵介監督の映画、『二十四の瞳』は、作家の壷井栄さんによる同名の小説を基に作られました。
戦中と戦後、香川県の小豆島を舞台にして、高峰秀子さんが演じる若い女性教師と小学校の生徒たちの心の触れ合いを描いた作品です。
主人公の大石久子先生と12人の生徒は、信頼関係を築いていきますが、時代や社会の厳しさが、無邪気な子どもたちの運命を変えていきます。
貧困のため、将来の夢が持てないと言う生徒に対し、大石先生は言います。
「先生もどうしたらいいかわからないけれど、泣きたいときはいつでも先生のところにいらっしやい。先生も一緒に泣いてあげるから」 大石先生は、何もしてあげられない無力感を味わいながらも、生徒の心に寄り添いました。泣いても意味がない、と思う人もいるかもしれませんが、つらい気持ちを理解して一緒に涙してくれる人がいるだけで、心が救われるのではないでしょうか。
誰かの悩みに耳を傾け、受け入れて共感することは、相手にとって大きな支えになります。

【今日の言葉】人の心に寄り添う優しさを

《今日の一言コメント》
ことばではなく、共感してあげるだけで良い
何もしてあげることができなくても、それだけで癒されるものだなと思いました

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※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/