8月26日(金)『真実の愛』
西アフリカにあるガーナ共和国の首都アクラには、世界最大規模の電子機器の廃棄場「アグボグブロシー」があります。ガーナ国内はもとより、先進国を中心に世界中から廃棄された家電製品や電子機器が集められ、野ざらしになっているのです。現地には、ごみから取り出した金属類を売って生計を立てる住民がいます。彼らはごみを燃やす際に発生する有毒な煙で肺疾患や皮膚炎を患い、若くしてガンで亡くなる人も多いのだそうです。
アーティストの長坂真護さんは、そういった問題を解決するために「問題解決のためのアート」を制作しています。廃棄場の電子廃材を使った作品を制作して販売し、収入で住民にガスマスクを提供したり、リサイクルエ場の建設資金にあてたりしています。
長坂さんは、ガーナの現実を前に、人生で初めて「人を助けたい」と心から思ったと語り、その気持ちを「真実の愛」と表現しました。さらに、「この地で経済と環境、文化の3つの軸が循環する社会を創りたい」という目標を掲げるとともに、「最終的にガーナのごみがなくなって、作品が作れなくなるのが一番よいと思う」と未来の希望を語っています。
【今日の言葉】創造する力が希望をもたらします
《今日の一言コメント》
アフリカなどの過去に西欧に植民地支配された国の人々は、現在でも多くの問題を抱えて暮らしています。単純に経済的な支援をするだけでなく、長坂さんのように、現地で一緒に社会作りに参画できることが理想だなと思いました。
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※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/