8月12日(金)『のんのんばあとオレ』
『のんのんばあとオレ』は、漫画家の水木しげるさんによる自伝的作品です。
主人公、茂の家には、「のんのんばあ」と呼ばれる、おばあさんがお手伝いさんとして来てくれていました。神仏を大事にし、信心深い彼女は、不思議な話をたくさん聞かせてくれます。
猫は妖怪「ネコマタ」になるかもしれないので、死んだら骨は必ず土に戻してあげないといけないという話。風呂場をきれいにしておかないと、妖怪「あかなめ」が出るという話など……。のんのんばあが語る話は、恐ろしくも優しく、大切な教えが含まれています。
あるとき、仲良しの女の子、千草が病気で亡くなってしまいます。打ちひしがれる茂に、のんのんばあは、「茂さんの心には千草さんの魂が少し宿ったのだ」と言い、「人の心はいろいろな魂が宿るから成長する」と語り掛けます。
人がさまざまな出会いや経験を経て成長することを、表現しているのでしょう。茂は、のんのんばあとの触れ合いによって目に見えない存在に畏敬の念を抱くようになります。
夜の闇が消えつつある現代だからこそ、読み返したい名作です。
【今日の言葉】見えない存在を敬いましよう
《今日の一言コメント》
ゲゲゲの鬼太郎 の原点が、この のんのんばあ さんだんたんですね。
人間が悪いことをしたら、懲らしめる妖怪が居ると、住みやすい世界に変わるなと思いました。
皆さんの意見も聞かせてください
※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/