5月30日(月)「 施恩を思わず」
高校生のYさんは、週末を利用して祖父母のもとを訪れました。そのときに、祖父と次のような話をしたのです。
「この間、電車で足をけがしていた人に席を譲ったんだけど、その人は不機そうに黙って座ってしまっだの。一言くらい、お礼を言ってもいいと思わない?」
祖父は笑顔で、「それは善いことをしたね。自慢の孫が親切な行いをした。
じいちゃんはそれを間いただけでうれしいよ」と言いました。
Yさんは、うなずきながらも不満が消えないままです。
祖父は、「では、こう考えなさい。親切は、『施恩を思わず』だよ。感謝されなくても当然と受け止めるんだ。Yちゃんは、たくさんの人のお世話になって生きている。全ての人に、ご恩を返すことはできないだろう? 親切はその埋め合わせをさせていただいていると考えるんだよ」と語りました。
施恩とは見返りのことです。何か善い行いをするときに、つい相手からのお礼を期待してはいないでしょうか。善行は、本来何も求めず行うものです。
相手の幸せを純粋に願い、進んで善行を積みましょう。
【今日の言葉】善行は一方通行で行うもの
《一言コメント》
見返りを求めずに、親切を行う
相手が、感謝してくれないと、腹が立つのは、善行とは言わないんだなと思いました
皆さんの意見も聞かせてください
※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
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