4月3日(日)「桜の表情」
桜が美しい季節になりました。古くから桜を愛でてきた日本には、桜の花に
まつわるさまざまな言葉があります。
たとえば、「桜」は一文字でも春の季語ですが、「朝桜」「昼桜」「夕桜」とい
う季語もあり、 一日のなかでも使い分けられています。
どの時刻の桜も美しいですが、朝露にぬれて咲く花には、心洗われる清々し
さがあります。ぜひ早起きをしてその美しさを鑑賞したいものです。
ほかにも、「花曇」「花明かり」という言葉もあります。
花曇は、桜の花が咲く時期の曇った天気のことを指し、花明かりは、満開の
桜が、闇の中でほのかに明るく見えることをいいます。また、桜の時期に降る
雨、もしくは桜の花に降り注ぐ雨を、「花の雨」と呼びました。
いずれも、桜のさまざまな表情を表した情緒あふれる言葉です。
先人たちは、花の咲く限られた時間のなか、さまざまな瞬間を心に焼き付け
たのでしょう。
桜が咲いて散るまでは、あっという間に過ぎてしまいます。朝夕や天候に
よって移り変わる花の表情を、じっくり味わっておきたいものです。
【今日の言葉】花の色は移りにけりな
《一言コメント》
桜にまつわる 言葉 が多くあります。
それほど、日本人には桜に対する想いが強いんだなと思いました。
※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/