4月2日(土)『強飯式』


栃木県日光市の輪王寺では、毎年4月2日に「強飯式」が行われます。
山伏に扮した僧が、「頂戴人」と呼ばれる参列者に、高く盛り付けた3升の
ご飯を差し出し、「75杯一粒残さず食べろ」「食え食え」などと責め立てます。
実際に食べさせるわけではなく、頂戴人はお椀を頭の上に押し頂き、儀式は
終わります。頂戴人は福を授かるとされ、江戸時代は十万石以上の大名が務めました。
1200年余り続くとされるこの儀式は、山岳修行の山伏が山中のご本尊に
供えたお供物を、里の人々に分かち与えたことが始まりと伝えられます。他の地域でも、同じような儀式を行うところは多いそうです。
荘厳であり、どこかユーモラスでもある強飯式は、ご本尊からいただいた食
事を、決して粗末にしてはいけないという思いが感じられます。
子どものころ、食事時に両親や目上の人から「たくさん食べなさい」「残さ
ず食べなさい」と言われた思い出が誰しもあるでしょう。そこには、子どもに
お腹いっぱい食べて、元気に育ってほしいという愛情があります。
食事を勧められたときは、素直に感謝していただきたいものです。

【今日の言葉】一粒残さずいただきます

《一言コメント》
強引にご飯を食べさる儀式には、驚きました。
それも、大名が授かる役をしていたのには興味を惹かれました

皆さんの感想も聞かせてください。

※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで

https://www.kominike-pub.co.jp/