2月20日(日)『転倒夢志』
60代のSさんは、中学1年生のときの担任の先生を、今でも懐かしく思い出します。体育教師だった先生は、そのときまだ20代の青年でした。1964年
の東京オリンピックに、ボランティアスタッフとして参加したそうです。教室で、よくそのときの写真を見せ、いろいろと説明をしてくれました。そんなときの先生の目は、生き生きと輝いていました。
Sさんが中学2年のとき、先生は実家の事情で出身地に戻ることになりました。連絡先を聞きに先生の住んでいるアパートを訪ねると、とても喜んで、次のような話をしてくれました。
「俺の座右の銘は、『転倒夢志』だ。転んでも倒れても夢を志すという意味だ。何かにつまづき転んでも起き上がればいい、心が折れて倒れても立ち上がればいい。志を強く持ち、あきらめないことだ」
先生の造語ですが、Sさんはそれ以来、自分もその言葉を座右の銘にしています。昆虫のテントウムシは、明い場所を好む習性があるとも教えてもらい
ました。春になると、あのときの明るい先生の笑顔を思い出し、元気が湧いてきます。
【今日の言葉】恩師の言葉は心の励みになります
《一言コメント》
恩師のことば
学生時代に出会った恩師の言葉を生涯忘れずに覚えている人は多いと思います。
人生で一人でも、そんな恩師に出会えた人は幸せだなと思いました。
※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/