1月24日(月)「おもてなされ」
Nさんは、今年の正月休みは、久しぶりに帰郷することにしました。その際、事前におせち料理を注文し、年末に実家へ届くように手配したのです。高齢の母親が、料理や片付けをしないで済むようにと考えたからでした。
しかし母親は思ったほど喜びませんでした。「ありがとう。助かるわ」と言ってくれましたが、どことなく複雑な表情をしていたのです。
Nさんは、そのことが気掛かりで、ずっと考えていました。休み明けに会社の先輩に相談すると、次のように答えてくれたのです。
「僕も同じような経験があるよ。昔、父が畑でイモをつくっていてね。掘るのが大変だろうと思ったから、父が寝ている間にイモを掘ってきたんだよ。喜んでくれると思ったら、機嫌が悪くなったんだ。理由を聞いたら、『何が楽しみって、自分で掘ってみんなに分けることなんだよ』という返事だ。『気づかず悪かったなあ』って謝ったよ」
Nさんは、そこで初めて、「母親は家族に手料理を振る舞いたかったのではないか」と思い当たったのです。次の休みには、「母さんの手料理が食べたい」と伝えるつもりです。
【今日の言葉】もてなされることも「おもてなし」
《一言コメント》
もてなしてもらうことも、親孝行になる場合もあるなと思いました。
皆さんの意見も聞かせてください
※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
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