12月30日(木)「兄弟の力」
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 尾形光琳は江戸時代中期を代表する絵師・工芸家です。
 古典文化を思わせる華やかで大胆な作風は、現代に至るまで後世の作家に大きな影響を与えています。
 光琳をはじめ、同様の作風を持つ流派を「琳派」と呼びます。光琳とともに琳派の発展に大きな貢献をしたのが、6歳下の弟である陶芸家、乾山です。
 光琳と乾山は協力し、数々の作品を生み出しています。乾山が焼いた皿に、光琳が絵付けをした「錦絵絵替角皿」は、国の重要文化財に指定されています。
2人の合作は多数遺されており、兄弟の持ち味が生かされ、一体化した傑作となっています。
 派手好みで自由な気質だった光琳に対し、乾山は内省的でおとなしい性格だったいわれています。対照的な2人ですが兄弟は大変仲が良く、特に乾山は
兄の才能を誰よりも信じ、生涯を通じて光琳を支え続けました。
 互いを理解し信頼する兄弟の絆が、時代を超えた芸術品を生み出したといっても過言ではありません。光琳と乾山の合作は、兄弟で力を合わせることの偉大さを今に伝えてくれます。

【今日の言葉】兄弟の結束が大きな力となります

《一言コメント》
兄弟が共に、芸術の世界で名作を残した天才は数少ない気がします。江戸時代が世界でも珍しく平和が長く続いたお陰だなと思いました

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※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/