12月18日(土)『橋はつなげる』


 建設会社に勤めるSさんの自慢は、「子どものころからの夢をかなえた」ということです。それは、「橋を造る」というものでした。
 幼稚園のころ、Sさんは祖母からある昔話を聞きました。
 川幅が広く、流れも速い川の両岸に、お互いを思う若い男女がいました。しかし橋がないため、そばに行くことができません。青年は自分で橋を造りますが、すぐに流されてしまいます。やがて、そんな彼の姿を見ていた両岸の村人が、橋造りに協力してくれます。とうとう立派な橋が完成し、2人は晴れて結ばれました。
 その話が頭から離れず、Sさんは「今もどこかに橋がなくて困っている人がいるかもしれない」と思い続けていたのです。
 その後は工業系の学校に進み、現在の会社に入りました。もちろん、橋を造っている会社です。自分たちの仕事によって、離れた場所と場所がつながり、新しい道ができることに、大きな喜びを感じます。
 「この橋が、人と人とをつなぐ場所になるだろう」。そう考えるだけで、Sさんはどのようなときも頑張れるのです。

【今日の言葉】仕事に誇りと喜びを

《一言コメント》
子どもの時に聞いた話が将来の仕事につながる。
きっと、強烈な印象を残ったからだなと思いました。
皆さんの感想も聞かせてください。
※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
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