12月4日(土)『お守りを守る』


 Bさんは、交通安全のご利益があることで有名なお寺に毎年参拝しています。いつもは初詣で訪れるのですが、今年は混雑を避けるため、年内にお参り
することにしました。
 仏前で1年の無事を感謝した後、お守りを授りました。「御守護」と書かれたお守りです。Bさんは対応してくれた若い僧に声を掛けました。
 「こちらのお守りは、本当にご利益があります。私の運転は少々荒っぽいのですが、いつも守ってくださり感謝しています」
 彼は、穏やかにほほ笑んで言います。
 「ありがとうございます。でも、少し誤解があるようです。私たちは住職から、『お守りに宿っている仏さまを、あなたが守るのです』と教えられています。
仏さまを危険な目に遭わせるわけにはいかないですからね」
 「そんな考え方があるのか」と、Bさんは心を打たれました。そして、お守りの中の仏さまを意識することで、自らの行動を反省したのです。
 「これからは考えを改めて、しっかりお守りしようと思います」
 Bさんはそう答え、お守りを大事にかばんに収めました。

【今日の言葉】守るべき存在があなたを守ります

《一言コメント》
守ってもらうのではなく、守ってあげる
これが正しい「お守り」だと思いました。

皆さんの感想も聞かせてください。

※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで

https://www.kominike-pub.co.jp/