11月7日(日)『作家の願い』


 アメリカの絵本作家、エリック・カールによる『はらべこあおむし』は、1969年に出版されてから50年以上たった今も、全世界で愛されています。
この作品は、世界60以上の言語に翻訳され、累計発行部数は4400万部にのぼります。美しい色彩と、ページをめくるたびに現れる楽しい仕掛けには、子
どもはもちろん、大人もワクワクさせられます。
 日本語版を出版している偕成社のホームページによると、「小さなあおむしが、大きくなって、最後は美しいちょうになる、という物語は、子どもたちに『大きくなる』こと『成長する』ことへの希望と期待をあたえてくれます」とあります。
 彼は戦争下のドイツで育ち、アート作品を自由に見たりつくったりできない少年時代を過ごしました。独特の鮮やかな色使いは、その反動で生まれたものだともいわれています。平和な世界で、子どもたちに美しい世界を見せたいという願いがあったのでしょう。
 長く愛される絵本には、さまざまなメッセージが込められています。親子で絵本を開き、楽しみながら学んでいきたいものです。

【今日の言葉】絵本は子どもに希望を与えます

《一言コメント》
この絵本は、わが家でも孫たちに読み聞かせています。そんなに歴史があったことを初めて知りました。

※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで

https://www.kominike-pub.co.jp/