10月5日(火)「世界をつなぐ運河」
エジプトにあるスエズ運河は、地中海と紅海をつなぐ全長162キロメートルになる運河です。欧州とアジアを結ぶ重要な供給網として、世界中の船が行き交っています。今年3月、この運河で大型のコンテナ船が座礁した事故を覚えている人も多いでしょう。
この運河は1859年、フランス主導で建設が開始され、10年後の1869年に開通しました。それから150年以上、世界の物流を支えています。
1867年に渡仏した渋沢栄一は、当時行われていた運河の掘削を見学し、「個人の利益ではなく、世界の人々の利益を考えた壮大な目的の事業である」
と感激したといいます。そのときの思いが、その後、渋沢が興した公共事業につながっているともいわれます。
世界の国々を支える運河の運営に、日本が貢献しているのをご存じでしょうか。運河に架かる約3900メートルの「スエズ運河橋」は、2001年に日本政府の援助で建設されたものです。高架部の施工も日本企業によって行われ、物流・交流の促進と、地域発展に寄与しています。
多くの人の利益となる事業は永続し、さらに発展していくのです。
【今日の言葉】「みんなのため」が世界を豊かにします
《一言コメント》
渋沢栄一氏が、スエズ運河の工事に影響を受けたことは知りませんでした。
偉大な先人でも、知らない世界に触れることで、次世代に役立つ事業を残せたんだなと思いました。
皆さんの意見も聞かせてください
※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/