9月12日(日)『それぞれの土俵』


 Fさんの妹には知的障がいがあります。中学卒業後は、特別支援学校へ進むことになった妹に、母親は次のように言いました。
 「卒業おめでとう。人にはそれぞれに自分に合った土俵があるのよ。その土俵で一生懸命に頑張りなさい」
 その言葉は、妹だけでなくFさんをも励ましてくれました。第1志望の大学に落ちたときや、友人と自分を比べて劣等感にさいなまれたときは、母親の言葉と、明るく元気な妹のことを思い出します。そうすると、「私らしく頑張っていこう」と前向きになれるのです。
 学歴や職業、容姿、収入などいろいろな条件で自分と他人を比べ、うらやましく思うのは、誰にでもあることです。理想と違う現状を悲観して、自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。
 しかし大切なのは、一人一人が、与えられた力でベストを尽くすことではないでしょうか。そのためにまず、自分自身を受け入れることから始めましょう。
他人と競うことばかりにこだわると、あなたの持ち味を生かすことができません。自分の良いところを認め、その力を伸ばしましょう。

【今日の言葉】私たちは唯一無二の存在です

《一言コメント》
素晴らしいお母さんですね。
障がいがあっても、それを受け入れ、その子らしく生きて欲しいと伝える。
全員、掛けがえのない命に変わりないなと思いました。


※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで

https://www.kominike-pub.co.jp/