9月6日(月)「己を助くる」 


 「情けは人のためならず」という諺があります。人に親切にすることは、相手のためになるだけでなく、やがては巡り巡って自分自身のためになるという意味です。この諺のように、日本には昔から、人のためになることを「させていただく」という考え方があります。
 公益財団法人モラロジー道徳教育財団が編集する『最高道徳の格言』には、「他を救うにあらず己を助くるにあることを悟る」という言葉があります。
 「他人を助ける」と考えると、押しつけがましい態度を取ったり、「助けてあげた」という高慢な心を持ったりしがちです。
 そこで、「他を救うにあらず」という意識が大切になります。人のお世話をするときは、私たち自身の不完全さを自覚し、今までお世話になったお返しとして、犠牲を払わせていただくという気持ちで行います。
 また、親切は相手の幸せを願って行うことが大切です。純粋な心で接すれば、たとえ知識が豊かでなくても、口下手でも、相手に感動を与えます。それは自分の喜びとなり、救いとなります。そして自分自身が救済された分量だけ、他の人を救済することができるのです。

【今日の言葉】人の喜びが自分の喜びになります

《一言コメント》
結局、自分のしたことが、いつか、自分に返ってくる。この原理を信じて生きることが幸せの秘訣ですね。

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※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで

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