5月18日(火)「愛するために」


 ドイツ出身の精神分析学者、エーリッヒ・フロムは、第一次世界大戦と第二次世界大戦を経験し、ドイツからアメリカに亡命した経歴を持ちます。
 そのときの経験をもとに、社会や倫理をテーマに何冊もの本を書きました。
そのなかの一冊、『愛するということ』で、彼は次のように述べています。
 「愛は、何よりも与えることであり、もらうことではない」
 ここでいう愛とは、全ての人間関係における愛のことです。「どうすれば愛されるか」ばかりを考えたり、相手を商品のように値踏みしたりする人が多いことを、フロムは危険視していました。そのうえで、自分から与えることの大切さと喜びを説いたのです。
 そして、愛するために必要な性質として、「配慮」「尊重」「責任」「知」の4つを挙げています。配慮は、相手を思いやること。尊重は、相手を認めることです。責任とは、相手の求めに応じる覚悟。そして知るとは、相手を理解することです。この4つは、全て「受け入れる」ことにつながります。
 いずれも、あたりまえのことのようですが、できていないことも多いものです。あらためて身近な人間関係を振り返ってみましょう。

【今日の言葉】与えることで心が豊かになります

《一言コメント》
愛とは、与えることで、もらうことではない。
フロムの体験から出た言葉だけに、重みがるなと思いました。

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※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで

https://www.kominike-pub.co.jp/