5月9日(日)「親思う心にまさる親心」
『おしん』は、1983年に放送されたNHK連続テレビ小説です。明治時代、山形県の貧しい家に生まれた少女おしんは、7歳で最初の奉公に出ます。脚本家、橋田壽賀子さんが描く主人公の強く生きる姿に多くの人が感動し、国内だけでなく海外でも大ブームを巻き起こしました。
2回目の奉公が決まったおしんが、最後に会っておきたいと、母親の働く温
泉宿を一人で訪ねるシーンがあります。母親もまた、家族のために家を離れて仕事に出ていたのです。母親がおしんに言い聞かせます。
「おしんは強い子だ。ここまで母ちゃんに会いに来てくれたんだ。これから、つらいこと、悲しいこと、どれだけあるかわかんねえ。でももう母ちゃんは、おしんのことは心配してねえぞ」
幼い娘を心配しながらも、奉公先に送りだす親の心情がうかがえます。おしんは、その言葉を胸に仕事に励み、やがて奉公先から厚い信頼を得るようになります。かつての日本は、子どもが家族のため、親元を離れて働くことは珍しくありませんでした。厳しい時代を生き抜いた子どもや、母親たちの存在があったことを忘れないようにしたいものです。
【今日の言葉】母親の苦労に思いを致しましよう
《一言コメント》
ほんの少し前の日本でも、子供が労働力として駆り出されていたことを忘れずに、今の世の中に感謝したいと思いました。
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※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
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