3月20日(土)「母の卒業証書」
Kさんの母親は、重い病気で入院し、長らく闘病生活を送っています。
ある日のこと、病室を訪れたKさんに「私は小学校に3年までしか行ってないのよ。だから卒業証書をもらえなかったことが心残りなの」と、残念そうに語りました。
Kさんは、何とかできないかと考えました。そして、兄弟や親戚と相談し、母が通った小学校にお願いすることにしたのです。
校長先生は話を聴くと、「正式な証書は出せませんが、手作りならご用意できますよ」と言ってくれました。後日、先生はKさんを校長室に招き、卒業証書を読み上げて、手渡してくれたのです。
「早くお母さんに届けてください」と言う先生に深々と頭を下げ、車で病院に直行しました。
卒業証書を母親に見せると、「わあっ」と子どものような笑顔で喜んでくれました。病室でささやかな卒業式を行ってから数日後、母親は静かに息を引きとりました。卒業証書を棺に納めて送り出した後、みんなで空に向かって手を合わせました。
【今日の言葉】親の念いを受け取りましよう
《一言コメント》
素晴らしい親孝行だなと感心しました。
お母さんの想いを真剣に考えたからこそ、出来たんだなと思いました。
皆さんの感想も聞かせてください。
※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
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