11月24日(火) 「鮭の町」
新潟県村上市は、「鮭の町」として知られています。市内を流れる三面川は、昔から鮭が遡上し、豊かな漁獲量を誇っていたそうです。しかし江戸時代中期には不漁が続き、当時の村上藩は財政難に陥ってしまいます。
その窮地を救ったのは青砥武平治という一人の武士です。鮭が生まれた川に戻る習性があることを、世界で初めて発見した人物でもあります。
青砥は、「鮭が産卵しやすい環境をつくり、卵からかえった稚魚を海に送り出せば、大きく育って帰ってくるはずだ」と考えました。
そして、鮭を繁殖させるための「種川の制」を定めたのです。これは、鮭の稚魚が海に出ていく春には、川の漁を一切禁止するという、自然繁殖法の基盤となるものでした。
この制度は大成功を収め、川には再び鮭が戻ってきました。今でも村上市の人たちは、青砥を偉人として称えるとともに、恵みを与えてくれた鮭に感謝するために、どの部位も無駄にすることなく活用するそうです。
地域産業の陰には、先人の工夫や努力があったことを忘れてはいけません。
感謝するとともに、私たちの代でも地域に貢献しましょう。
【今日の言葉】地域を発展させた恩人に感謝を
《一言コメント》
江戸時代に、鮭の習性を発見し、自然繁殖法を確立した人が
日本に居たことに驚きました。
更に、今でも、そのことを地元の人たちが語り継いでいることに感心しました。
皆さんの意見も聞かせてください
※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/