11月15日(日)「金継ぎ」


 「金継ぎ」とは、割れたり欠けたりした器を漆によってつなぎ、金粉などで装飾して仕上げる修復技法のことです。
 器の修復は古くから行われていましたが、室町時代以降、芸術的な価値を見いだされるようになりました。
 江戸時代初期の陶芸家・蒔絵師の本阿弥光悦作の赤楽茶碗「銘 雪峯」には大胆な金継ぎが施されており、国の重要文化財に指定されています。
 海外で行われる器の修復は、破損の跡がわからないようにすることが多いといいます。しかし日本の金継ぎは、割れた跡などを生かし、その味わいを愛でるものです。これには、ありのままを受け入れる茶道の精神が由来しているといわれています。
 最近は、再びこの技術が見直されています。金継ぎができる漆職人への注文が増え、ホームセンターなどでは自分で金継ぎができるキットも売りだされているそうです。「日本独特の美意識」として、海外でもファンが増えているといいます。
 日本の伝統技術に親しみ、物を大切に長く使っていきたいものです。

【今日の言葉】継いだ跡もまた美しい

《一言コメント》
私も以前に観たことがありますが、ここまで芸術として価値が高いとは思っていませんでした。
とても日本的だなと思いました。

皆さんの意見も聞かせてください

※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで

https://www.kominike-pub.co.jp/