10月25日(日)「鹿紙」
奈良公園およびその周辺に生息するシカは、昔から神さまの使いとして親しまれ、国の天然記念物に指定されています。
近年、道端に捨てられたポリ袋などを食べたシカが、生命を落とすという事故が増え、問題となっているのをご存じでしょうか。
そこで、シカたちのために地元の印刷会社や紙器製造会社など3社が共同で特殊な紙を作りました。米ぬかなどの成分で作られているため、飲み込んでも害が少ないのだといいます。「鹿紙」と名付けられたその紙は、お土産やパンフレットを入れる袋として活用されています。
この活動は大きな反響を呼び、協賛を申し出る企業も現れました。開発企業が、中学校で取り組みについて話をすることもあるそうです。
開発企業の一つ、紙器製造業・株式会社ナカムラの中村孝士さんは言います。
「シカの健康被害に心を痛め、関心を寄せる人の多いことに驚いています。シカと人とが安心して共存する方法を考えてくれることに感動しました」
シカを守るための「鹿紙」が、人々の環境意識を高めるきっかけになったのです。
【今日の言葉】環境への意識を高めましよう
《一言コメント》
昔から日本では、自然の生態系と共存する暮らしが普通でした。だからこそ、自分たちの責任を一人一人が自覚するだと思いました。
皆さんの意見も聞かせてください
※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/