10月24日(土)「雲の上のちゃんぽん」


 Uさんは、数年前の夫の葬儀のことを今でも感慨深く思い出します。
 葬儀会社のサポートで通夜、葬式はつつがなく進み、いよいよ出棺の段となったときのことです。愛用していた帽子や、孫が書いた手紙などを柩に納めていると、スタッフが「よろしければ、こちらもお納めください」と、声を掛けてくれました。
 それは、「ちゃんぽん」の即席めんです。Uさんは、葬儀の事前打ち合わせのとき、「お父さん、病室で『ちゃんぽんが食べたい』 つて言ってたね」と、息子と話していたのです。しかし胃腸系の病気だった夫は、結局好物を食べることができないまま旅立ちました。
 その話を覚えていたスタッフが用意しておいてくれたのです。Uさんは悲しみと緊張で、そこまで気を回す余裕がありませんでした。だからより一層、その気遣いがありがたく、心に染みたのです。
 大切な儀式である葬儀を無事に進行するとともに、さらに思い出深く、より良いものにしようと、スタッフは常に心を配っているのでしょう。Uさんはその心づかいに感謝しています。

【今日の言葉】お客さまの大切な瞬間をより良いものに

《一言コメント》
どんな時も、形式だけでなく、心から寄り添うサービス。
できそうで、できないことだなと思いました。

皆さんの感想も聞かせてください。

※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで

https://www.kominike-pub.co.jp/