10月3日(土)「ジャパン・ブルー」


 藍染は、伝統的な染物です。深みのある美しい藍の色は、昔から世界中の人々に愛されてきました。古くは古代エジプトでも使用され、日本には奈良時代に、中国から技法が伝わったといわれています。
 日本での藍染は、貴族や武士に重宝された後、江戸時代に庶民の間で広まります。藍染めの着物やのれん、風呂敷などが人気でした。藍で染めると燃えにくくなることから、火消しや鍛冶職人の作業着にも使われました。
 多くの人が愛用していることから、明治初期に日本を訪れたイギリスの化学者、ロバートーウィリアムーアトキンソンは、日本の藍染を「ジャパン・ブルー」と称賛しています。
 干したアイの葉や茎を発酵させて染めることから、「生きている染物」ともいわれます。昔ながらの染物職人は、発酵させた藍をなめて、熟成の度合いを測りました。微生物が生み出す色だからこそ、その色合いは多彩で奥深く、さまざまな表情があるのかもしれません。
 自然がっくり出す藍染の色は、見ていると心が落ち着くものです。一つ身近に持っていてもいいのではないでしょうか。

【今日の言葉】伝統の色に親しみましよう

《一言コメント》
藍染の技術が、エジプトから来たと初めて知りました。
私も味わい深い色で、哀愁を感じる、とても好きな染め物です。

皆さんの感想も聞かせてください。

※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで

https://www.kominike-pub.co.jp/