9月30日(水)「もてなされる側の心」 


豊臣秀吉が、天下統一を成し遂げたころの話です。
 あるとき、マツタケ狩りに出掛けるという秀吉のために、家臣たちは下見に出向きます。ところが山にはほとんどマツタケが残っていませんでした。
 秀吉をがっかりさせないために、家臣たちはあちこちからマツタケを取り寄せて、山に植えておくことにしました。夜通しの作業で、何とか間に合わせることができました。
 当日、山の様子を見た秀吉は、すぐにそのことを見抜きます。農家出身の彼には、自然に生えたものかそうでないかは、一目瞭然だったのです。
 しかし秀吉は、気づかぬふりをして楽しみました。自分を喜ばせるために、家臣たちが苦心してくれたことがわかっていたからです。
 時には、家臣に厳しい処遇をした秀吉ですが、このエピソードからは、思いやりや寛大さが感じられます。
 相手をもてなす心が大切なのはもちろんですが、もてなされる側になったときの心づかいも重要です。自分をもてなしてくれる気持ちを尊重し、素直に受け取ることもまた、「おもてなし」なのです。

【今日の言葉】もてなしをありがたく受け取りましよう

《今日の一言コメント》
秀吉が、天下を取れたのも、この様な人情があったからだと思います。
どんな立場になっても思いやりが大切だなと思いました

皆さんの意見も聞かせてください

※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで

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