8月17日(月)「三代目」 


 Hさんは、新聞販売所の三代目です。昨年、父親が病気になったことを機に後を継ぎました。毎朝2時ごろ、まだ暗いうちから仕事を始め、準備ができると従業員と共に配達に出発します。
 小学生のころ、Hさんはワゴン車で配達に出る父親に「僕も一緒に行きたい」と連れていってもらったことがあります。父親が配達する姿を見て、「僕もやりたい」と言うと、「よし、その坂道の上にある家に持って行け」と言われました。息を切らして坂を登り、新聞を郵便受けに投函したとき、「お父さんの役に立てた」とうれしい気持ちでいっぱいになりました。
 6時半ごろに最後の一軒が終わると、カーラジオからラジオ体操の音楽が流れてきます。2人で車を降り、体操をしてから販売所に帰りました。それ以来配達が楽しくて、高校3年生まで手伝い続けました。
 配達の帰りに、ふと父親に、なぜ二代目を継いだのか聞いてみました。
「世の中の全ての仕事は誰かがしないといけない。一人一人の仕事は人のため世のためになっている。新聞配達もそうだと思い、後を継いだ」と語りました。そのときにHさんは、三代目を継ぐ決心をしたのです。

【今日の言葉】仕事に誇りを持ちましよう

《一言コメント》
親のすることを、自分も手伝って役に立ちたい と思うのが子供心です。親も、自信をもって自分の仕事を子供に体験させることが大事だなと思いました。


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※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで

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