7月9日(木)「プロの常識」
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 愛知県名古屋市の東山動植物園には、10頭のコアラが飼育されています。職員の臼井潔さんは、コアラの主食であるユーカリを育てる「ユーカリ班」を率いています。
 ユーカリは根が浅いため倒れやすく、枯れやすいという性質を持っています。台風の多い日本では、なおのこと育てるのが難しく、試行錯誤を重ねていたといいます。
 転機となったのは、地元の子ども向けに苗植え体験会を開いたときでした。
 一人の女の子が、根に付いた土を手で払い、根を丁寧に伸ばしてから植えたのです。根を手で触ったり空気にさらしたりしたら傷む、というのが「プロの常識」でした。臼井さんは「あの苗は枯れる」と思ったそうです。
 しかし予想に反し、彼女の苗は枯れずに育っていきました。試しに同じようにして植えてみると、理想的な苗を育てることができたのです。
 経験に基づいたプロの常識は大事です。しかし、時には常識外れなところにヒントがあるかもしれません。それを受け入れ、耳を貸す柔軟さが、道を開いてくれるのです。

【今日の言葉】時には常識を疑うことも大切です

《一言コメント》
プロの常識を自ら覆すのはとても勇気がいることです。
この臼井さんの勇気に敬意を払いたいと思いました。

皆さんの意見も聞かせてください

※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで

https://www.kominike-pub.co.jp/