3月24日(火)『坊ちゃん』


明治の文豪、夏目激石が、小説『坊ちゃん』を書きあげたのは、明治39年の3月24日だといわれています。
『坊ちゃん』は数ある激石作品のなかでも、最も人気があり、多くの人に読み継がれている作品ではないでしょうか。無鉄砲で血気盛んな新任教師が活躍するストーリーは、わかりやすくて痛快
で、今の時代にも十分通用するものです。
特に面白いのが、当時の生活を思わせるリアルな描写です。生活の様子や、登場人物の話す方言などが細かく描かれており、作品をより生き生きとしたものにしています。
宿のおばさんが、主人公の坊ちゃんに意見をするシーンがあります。
「若いうちはよく腹の立つものじゃが、年をとってから考えると、も少しの我慢じゃあったのに惜しい事をした。腹立てたために、こないな損をしたと悔やむのが当り前じゃけれ」
今の私たちの胸に響く、実感のこもった人生の教訓ではないでしょうか。
114年の時を超えてなお、名作は私たちに多くの教えを与えてくれます。

【今日の言葉】名作に触れて心を豊かにしましょう

《一言コメント》
100年以上経っても、その魅力で読み手の心を豊かにする
それが文学芸術なんだなと思いました。

皆さんの意見も聞かせてください

※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで

https://www.kominike-pub.co.jp/