これは、2012年9月7日から10日までの3泊4日で 剱岳に登った時の記録です。

9月9日(日) いよいよ、剱岳に登る 当日です。

朝、2:30に起床。準備をして、3:00には、外に出て準備完了です。

すでに、団体のグループも外に出ていました。外は、満天の星空です。

3:15 剣山荘を経由して、真っ暗な中、一服剱を目指して進みます。

今回のルートは、最も一般的な 別山尾根ルートです。


5:14 夜が明けてきた頃、前剱に登る最後の急登です。


5:28 前剱山頂に到着 ここで、朝食のおにぎりを頂きます。


5:30 東の山から、ご来光を仰ぎ見ることが出来ました。

無事に、ここまで来れたことに感謝です。

目の前に、剱岳が 迫って来ました。

これを 本当に登れるのか? 多少 不安が走ります。(笑)

前剱の山頂では、後ろのグループも食事休憩を終えて、出発準備をしていました。


ここから、遠くに富山湾がきれいに見渡せます。


ここから、平蔵の頭 を越えて、カニのたてばい に向かいます。

あちこちに 鎖 がしっかりとはられていました。


後ろを振り返ると、数珠繋ぎで先ほどのグループが降りて来るのが見えます。


険しい岩肌が続きます。

途中、ガイドの稲葉さんが、「先月、ここで1人 亡くなったよ」と、教えてくれました。

毎年、この山だけで2-3人は、亡くなられているようです。


後ろを振り返ると、平蔵の頭からのトラバースをグループの人が降りてきていました。

自分が歩いている時は、そう感じませんが、人が通るのを見ると怖くなります(笑)


いよいよ、うわさの難所 カニのたてばい です。


これが、下から眺めた カニのたてばいです 。約50mあります。

しかし、一般ルートなので、鎖や標識、足場がしっかりと整備されていて、思ったよりは楽に登れました。


最後の登りです。まだまだ、油断出来ません。


振り返ると、今来たルートが見渡せました。


7:18 無事に山頂に到着です。丁度、4時間 で登って来ました。


三人で記念撮影です。左が、ガイドの稲葉英樹さん。中央が岸秀一先輩です。

稲葉さんは、この剱岳地域では、有名なプロの山岳ガイドさんです。

経験豊富で、案内して頂いて、とても安心感がありました。

映画「剱岳」でもガイドをされ、映画にも出られていたそうです。


これが、頂上に有った 三角点です。イメージと少し違いました(笑)


後ろのグループの人たちも無事に登って来られ、一安心です。

ガイドさんは付いていましたが、途中、見ていて、チョッピリ心配でした(笑)


この後、少し休息して、天候が悪くなって来たので早めに下山します。


降りの難所、カニのよこばい です。

ここも、しっかりと鎖や標識が整備され、足を置く印まで丁寧に示してくれていました。


遠くに富山湾、更にその置くには能登半島まで見渡せました。


カニのよこばいの後、こんなハシゴや鎖を数箇所降ります。

かなり、しっかりとしたハシゴで、良く整備されていました。


今、降りて来た所を振り返ると、結構、急な岩場だった事がわかります。


その後も、こんな岩場ばかりを下ります。


ここからは、少しなだらかな傾斜です。

しかし、”安全と思われる箇所が一番危険。絶対に油断するな!” 

と、山下師匠の教えを思い出して、慎重に降ります。


振り返ると、今下って来たルートが見えました。

長かった道のりも、もう直ぐ終わりです。


途中、咲いていた 綺麗な花です。トリカブトでしょうか?


剣山荘が見えて来ました。

登る時は、真っ暗だったので、初めて全景を上から見ます。


やっと、私達の宿泊した 剣沢小屋も見えて来ました。

この小屋は、数回 雪崩で壊されたため、数年前に現在の場所に新しく建て直したばかりだと聞きました。

昨夜も、64名の定員で満室です。

ここのオーナーの方針で、定員以上は、受け入れないと聞きました。

それは、ゆっくりと体を休めて頂き、事故を起こして欲しくないという願いだからだそうです。

確かに、富士山の山小屋のような状態では 休息どころではないので、その考えにはとても共感しました。

10:30 無事に下山。 四名で登頂を記念して撮影です。

往復 7時間15分 標高差は500mですが、実際の高低差は、1000m位あったと思います。

普通の山でしたら、往復3時間も掛からないところです。

一般ルートでしたが、日本で一番険しいといわれる 剱岳 を、無事に登り終えて、ホットしました。

次回は、バリエーションルートの 源次郎尾根 に挑戦してみたいと思います。

今回の剱岳を登って感じた事は、一般ルートとは言え、日本で一番険しい山です。

その山に、ヘルメットもハーネスも付けないで登られる方が多いのには驚きました。

いつ落石があるか判らないし、手を離せば いつでも谷に落ちる危険性がある山です。

岩場でつまずいて頭から転倒すると、頭を切って大出血します。

もう少し、自分の身を守る最低限の装備と準備は必要ではないかな って思いました。

それが、このような山に登る者の最低限のマナーではないでしょうか?

この後、剣沢小屋特製のカレーライスで早めの昼食を済ませ、室堂近くの みくりが池温泉 まで戻って、そこでこの日は泊まりました。

これで楽しかった 剱岳登山も終わりです。

ご一緒させて頂いた 岸ご夫妻にはとても感謝しています。

また、私達を安全に案内してくれた 稲葉さんにも感謝です。

そして最後に、今回も私が不在の間、会社を守ってくれた社員の皆さんに感謝します。

長文を最後までお付き合い頂き、ありがとうごじあました。 

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