この記事は、2010年4月21日から、5月10までの3週間をかけてネパールへ、エベレストを間近で見るために、カラパタールと云う5550mの丘(正確には、プモリの稜線)を目指して、ひたすら歩き続けた記録です。
【10日目 4月30日】 ゴラクシップ⇒カラパタール⇒ペリチェ
ついに、この日が来ました。
カラパタールの丘に立ち、エベレストを一番近くから見る日です。
あいにく、朝は曇り空。ヌプチェの頂上には雲が大きくかぶさっていました。

4:00 夜が明けない前にロッジを出発。荷物はカメラ位です。
昨夜も降った雪で、すっかり被われていました。
晴れることを天に祈って、一歩一歩、登って行きます。

5:20 薄っすらと、夜が明けてきました。

ヌプチェには、雲が掛かっています。まだ、エベレストは雲の中で見えません。

6:00 緩やかな丘なのですが、空気が薄いため、10歩歩いて、立ち止まり、また、10歩進む。
そんな感じで、息が切れないように自分のペースで進みます。

プモリが、目の前に迫ってきました。頂上が近くなったことは判りますが、ペースを上げることはできません。

6:30 頂上のタルチョ(祈祷の旗)が見えて来ました。人がたくさん居るのが見えます。



立ち止まって、後ろを見ると、神々の山が静かに迎えてくれている そんな光景が広がっていました。
お天気も、私たちを歓迎するかのように晴れて来ました。

6:50 もう目の前が頂上です。と云っても、カラパタールは、大きな尖った岩のような場所です。
正確には、プモリの稜線の一部で、尖った先端の先は、断崖絶壁です。

7:00 ついに、カラパタールの頂上に到着です。
ここでキッチンボーイが、ロッジからポットを持って来て、ティーで迎えてくれました。
ここで飲んだティーはこれまでで最高の味でした。

この場所からしか見ることの出来ない、エベレストのベストショットです。
真ん中の少し雲の掛かったのがエベレスト(8848m)です。右がヌプチェ(7879m)。その間で、雲で隠れているのがローツェ(8516m)です。
逆光の中、手前のカラパタールの山頂に立つタルチョが巻きついたポールが、色鮮やかに花を添えてくれました。
念願だったエベレストを見ることが出来て、胸が熱くなりました。

外人さんは、先端までよじ登って記念撮影。元気にはしゃぎ回っていました。

しかし、ご覧のように一人立つのがやっとの場所で、私達は、怖くて登れません。
あの先は、本当に断崖絶壁です。

全員で登頂記念の一枚です。感無量の時でした。
この場所からは、360度 すべてが見渡せます。








いつまで見ていても、飽きない、夢のような光景でした。
7:50 名残惜しいカラパタールを後に、ゴラクシップまで戻ります。

下山を開始して直ぐに、大きな「ドーン」と言う音が響き渡り、皆、びっくりしました。
見ると、目の前の ヌプチェの下の方で、雪崩が起きていました。
数十mはある、氷の塊が、一気に崩れ落ちて行きます。
下に居れば、間違いなく助かりません。離れていても、凄い爆風で飛ばされるそうです。
一瞬にして、自然の厳しさの現実に引き戻されました。
エベレストでは、日常的なことで、いつ、どこで起きてもおかしくありません。
昨日見た、ベースキャンプでも、過去に何度も雪崩で埋まったことがあるそうです。

少し下った所で、振り返ると プモリが美しい姿で、私たちを見送ってくれていました。

山の下の方からは、雲がまた湧きあがってきています。

8:40 ゴラクシップのロッジが見えてきました。
戻って、朝食兼昼食を頂きました。
この後、荷物をまとめて、今日は一気にペリチェ村(4352m)まで、高度を下げます。
5000m以上では、そこにじっと居るだけで体力を消耗してしまうそうです。
ですから、出来るだけ早く高度を下げた場所で休息をとる必要があります。

10:00 ロッジを出発します。

ロッジの前に設置していた、太陽の光でお湯を沸かす装置です。
日本では、見たことがありませんが、ここでは、多くのロッジで見かけました。

下の方から、雲がどんどん湧いてきます。

クーンブ氷河に沿って、どんどん、下って行きます。

見上げると、山の上にも雲が出てきています。

11:50 小休止。かなりのスピードで下ってきました。

フランスが、エベレストの気象状況をインターネットでライブで流している施設がこの先にあるそうです。

12:20 来るときに泊まった、ロブチェ村が見えてきました。

更に、どんどん、下って行きます。

13:30 登ってくる時、昼食を取った、トゥクラのロッジです。ここでティタイム。

この後、途中の分かれ道でペルチェ村の方向へ下って行きます。

下の草原が、雲で全く見えません。

15:50 ペルチェ村のロッジに到着です。
登りは、ゆっくり歩いて登りましたが、下りはかなりのスピードで降りてきています。
2日掛けて歩いた距離を、1日で歩きました。
ここまで来て、やっと、カラパタールまで登るんだと云う緊張から開放されました。

このペルチェ村には、東京大学が作った、診療所もありました。

とても奇麗な村です。ここにも、スイスから来た親子やアメリカから来たご夫婦など、西洋の方がたくさん宿泊されていました。
どうも、このロッジを中心に、周辺を日帰りでトレッキングしているようです。
長期休暇をとって過ごす西洋の方々は、そういった休暇の過ごし方が上手です。
本を読んだり、ゲームをしたり、移動する事が主ではなく、滞在することを中心に休暇を楽しんでいます。
日本も、そんな感覚に変わって来ているのでしょうか?
長文を最後まで読んで頂いて、感謝します。
※ ゴラクシップの標高 5180m
カラパタールの標高 5550m
ペリチェの標高 4352m
※ 本日の移動距離 ゴラクシップ⇒カラパタール 直線で約1km
往きは 標高差370m 直線距離約1kmを3時間かけて登りました。
ゴラクシップ⇒ペリチェ 直線で約12km
1日で、1200m高度を下げたことになります。

【10日目 4月30日】 ゴラクシップ⇒カラパタール⇒ペリチェ
ついに、この日が来ました。
カラパタールの丘に立ち、エベレストを一番近くから見る日です。
あいにく、朝は曇り空。ヌプチェの頂上には雲が大きくかぶさっていました。

4:00 夜が明けない前にロッジを出発。荷物はカメラ位です。
昨夜も降った雪で、すっかり被われていました。
晴れることを天に祈って、一歩一歩、登って行きます。

5:20 薄っすらと、夜が明けてきました。

ヌプチェには、雲が掛かっています。まだ、エベレストは雲の中で見えません。

6:00 緩やかな丘なのですが、空気が薄いため、10歩歩いて、立ち止まり、また、10歩進む。
そんな感じで、息が切れないように自分のペースで進みます。

プモリが、目の前に迫ってきました。頂上が近くなったことは判りますが、ペースを上げることはできません。

6:30 頂上のタルチョ(祈祷の旗)が見えて来ました。人がたくさん居るのが見えます。



立ち止まって、後ろを見ると、神々の山が静かに迎えてくれている そんな光景が広がっていました。
お天気も、私たちを歓迎するかのように晴れて来ました。

6:50 もう目の前が頂上です。と云っても、カラパタールは、大きな尖った岩のような場所です。
正確には、プモリの稜線の一部で、尖った先端の先は、断崖絶壁です。

7:00 ついに、カラパタールの頂上に到着です。
ここでキッチンボーイが、ロッジからポットを持って来て、ティーで迎えてくれました。
ここで飲んだティーはこれまでで最高の味でした。

この場所からしか見ることの出来ない、エベレストのベストショットです。
真ん中の少し雲の掛かったのがエベレスト(8848m)です。右がヌプチェ(7879m)。その間で、雲で隠れているのがローツェ(8516m)です。
逆光の中、手前のカラパタールの山頂に立つタルチョが巻きついたポールが、色鮮やかに花を添えてくれました。
念願だったエベレストを見ることが出来て、胸が熱くなりました。

外人さんは、先端までよじ登って記念撮影。元気にはしゃぎ回っていました。

しかし、ご覧のように一人立つのがやっとの場所で、私達は、怖くて登れません。
あの先は、本当に断崖絶壁です。

全員で登頂記念の一枚です。感無量の時でした。
この場所からは、360度 すべてが見渡せます。








いつまで見ていても、飽きない、夢のような光景でした。
7:50 名残惜しいカラパタールを後に、ゴラクシップまで戻ります。

下山を開始して直ぐに、大きな「ドーン」と言う音が響き渡り、皆、びっくりしました。
見ると、目の前の ヌプチェの下の方で、雪崩が起きていました。
数十mはある、氷の塊が、一気に崩れ落ちて行きます。
下に居れば、間違いなく助かりません。離れていても、凄い爆風で飛ばされるそうです。
一瞬にして、自然の厳しさの現実に引き戻されました。
エベレストでは、日常的なことで、いつ、どこで起きてもおかしくありません。
昨日見た、ベースキャンプでも、過去に何度も雪崩で埋まったことがあるそうです。

少し下った所で、振り返ると プモリが美しい姿で、私たちを見送ってくれていました。

山の下の方からは、雲がまた湧きあがってきています。

8:40 ゴラクシップのロッジが見えてきました。
戻って、朝食兼昼食を頂きました。
この後、荷物をまとめて、今日は一気にペリチェ村(4352m)まで、高度を下げます。
5000m以上では、そこにじっと居るだけで体力を消耗してしまうそうです。
ですから、出来るだけ早く高度を下げた場所で休息をとる必要があります。

10:00 ロッジを出発します。

ロッジの前に設置していた、太陽の光でお湯を沸かす装置です。
日本では、見たことがありませんが、ここでは、多くのロッジで見かけました。

下の方から、雲がどんどん湧いてきます。

クーンブ氷河に沿って、どんどん、下って行きます。

見上げると、山の上にも雲が出てきています。

11:50 小休止。かなりのスピードで下ってきました。

フランスが、エベレストの気象状況をインターネットでライブで流している施設がこの先にあるそうです。

12:20 来るときに泊まった、ロブチェ村が見えてきました。

更に、どんどん、下って行きます。

13:30 登ってくる時、昼食を取った、トゥクラのロッジです。ここでティタイム。

この後、途中の分かれ道でペルチェ村の方向へ下って行きます。

下の草原が、雲で全く見えません。

15:50 ペルチェ村のロッジに到着です。
登りは、ゆっくり歩いて登りましたが、下りはかなりのスピードで降りてきています。
2日掛けて歩いた距離を、1日で歩きました。
ここまで来て、やっと、カラパタールまで登るんだと云う緊張から開放されました。

このペルチェ村には、東京大学が作った、診療所もありました。

とても奇麗な村です。ここにも、スイスから来た親子やアメリカから来たご夫婦など、西洋の方がたくさん宿泊されていました。
どうも、このロッジを中心に、周辺を日帰りでトレッキングしているようです。
長期休暇をとって過ごす西洋の方々は、そういった休暇の過ごし方が上手です。
本を読んだり、ゲームをしたり、移動する事が主ではなく、滞在することを中心に休暇を楽しんでいます。
日本も、そんな感覚に変わって来ているのでしょうか?
長文を最後まで読んで頂いて、感謝します。
※ ゴラクシップの標高 5180m
カラパタールの標高 5550m
ペリチェの標高 4352m
※ 本日の移動距離 ゴラクシップ⇒カラパタール 直線で約1km
往きは 標高差370m 直線距離約1kmを3時間かけて登りました。
ゴラクシップ⇒ペリチェ 直線で約12km
1日で、1200m高度を下げたことになります。
