この記事は、2010年4月21日から、5月10までの3週間をかけてネパールへ、エベレストを間近で見るために、カラパタールと云う5550mの丘(正確には、プモリの稜線)を目指して、ひたすら歩き続けた記録です。


【8日目 4月28日】 ディンボチェ⇒ロブチェ

4000mを越えるこの辺りから、樹木は無くなりました。

見渡す限り砂と岩の世界となり、人間が生活できる限界の世界に近づきます。

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風景は、日々、神々の山が続く別世界へ変わって行きます。

昨夜の頭痛は治まり、一歩一歩、カラパタールへ近づく喜びをかみしめて、今日も歩き続けます。

6:00 モーニングティー

6:30 朝食

7:00 出発

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7:45 ディンボチェの裏の丘を登り、広い平原をゆっくりと進みます。

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左手に タウチェ(6542m)。私たちのキッチンボーイが、一人遅れて歩いていました。

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谷の下には、ペルチェ村が見えます。

澄んだ空の向こうに、タムセルク(6618m)とカンテガ(6783m)の美しい姿が見えます。

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更に進むと、二人の少女が、背負っていた籠をおろして、ペルチェ村を眺めていました。

二人は、下の村から焚き木を集めにここまで登ってきたようです。

この後、反対側の小高い丘の方へ二人で登って行きました。

きっと、籠一杯の焚き木を集めたら、家に戻り、それから学校へ行くのでしょう。

家のお手伝いも、日本とはかなり違うようです。

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8:45 ティータイム 何も無い平原に、ポツンと小さな小屋がありました。

峠の茶屋ってところでしょうか。

一人のおばちゃんが笑顔で迎えてくれて、登山客にお茶を出していました。

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小屋の中を覗かせてもらいました。

電気も無く、薄暗い中は、釜戸があって直ぐにお茶を出せるようになっています。

外で、レモンティーを頂きました。

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おばちゃんと記念撮影です。山下健夫さんと、中山さん。

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中山氏です。

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最後は私も撮ってもらいました。

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休憩の後、ゆっくり登って行くと、トゥクラ(4620m)が見えて来ました。

見ての通り、砂漠のオアシスのような存在です。

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可愛らしい木の橋を渡ります。ここも、橋の工事をしてる最中でした。


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10:15 トゥクラ(4620m)のロッジです。ここで、昼食です。

たくさんのトレッカー達が、ここで休息を取っていました。

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トゥクラから見た、タウチェ(6542m)です。目の前で見る迫力は、写真では伝え切れません。

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12:00 昼食の後、急な登り坂を登って行きます

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登りつめた峠には、チョルテン(仏塔)が並んでいて、それはすべてエレベストで亡くなった方のお墓でした。

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日本人の方のお墓もありました。

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更に、ゆっくりと進むと、目の前に、プモ・リ(7138m)が見えて来ました。

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13:40 やっと、今日の宿泊地 ロブチェ村に到着です。

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ロッジ到着の後、また、高所順応のため、裏の丘に登って行きます。

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ゆっくり下ってくると、ここでも新しくロッジを建設していました。

こうして新しく建設する資材は、すべて、人間が背負ってルクラから運んできます。

機械も何も使わず、すべて手作業で、たくさんの職人さんが働いています。

人件費が安いことも、機械化が進まない原因のように感じました。


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夕方前から雪が降り始め、見る見る内に、積もってしまいました。

4000mを超えると、雨はすべて雪になります。

この辺りでは、この程度の雪は日常的なことで、積もって歩けなくなるほどは降らないようです。


夕食は18:30。

皆さん、食事のたびに、日本から持って来た、塩昆布や、ふりかけ が大人気です。

食欲の無い私は、永谷園のお茶漬けのりで、お茶漬けサラサラ。

食欲は無くても、食べれそうなものを選んで、食べ続けました。



このロッジには、西洋から一人で来ている青年が数名居ました。

その中の一人が薄暗いロッジの食堂で、一人読書にふけっている姿がとても印象的で忘れられません。

哲学者のような彼を見ていると、トレッキングに来ている感じではなく、瞑想にふけりながら、精神修行にでも来ている、そんな印象を受けました。

世界中から、たくさんの人がこのヒマラヤの奥地まで来ています。

それぞれに、違う目的を持ち、目指すものも違います。

日本人の価値観は、世界の中では、ちょっと異質なのかな、と感じぜずには居れませんでした。

今日は下痢も少し治まり、体が高度に少しは順応してきてるのかな、って感じです。


いよいよ、明日は、5000mを越えて最後の宿泊地、ゴラクシップを目指します。



長文を最後まで読んで頂いて、感謝します。


※   ディンボチェの標高     4350m

    ロブチェの標高       5018m

※ 本日の移動距離  ディンボチェ⇒ロブチェ 直線で約9km