今回のネパールの旅の目的は、第一に、エベレストを近くで見ることでした。その次に、ネパールの生活文化に接することです。

第一の目的は、大変でしたが充実した日々の中、運良く達成できましたし、その雄大な大自然を体験できたことは意義があったと思います。

ただ、そのことをご報告する前に、今回の旅で、最も衝撃を受けたことを先にお伝えします。

約2週間、現地のシェルパ達と生活を共にし、村々で寝泊りしながら、現地の生活を見てきました。

それ自体、日本では考えられないことばかりで、驚きの日々でした。

そんな中、ある少女に出会ったことが忘れられません。

$社長の独り言
カラパタールから下山し始めて3日目の昼、5月3日の13:20頃、Monjoと云う村のロッジで休憩を取った時に出会った少女です。右は、我々のガイドのナビン君。

始めそのロッジの娘だと思っていた私は、良く見るととてもみすぼらしい格好をしているので、ガイドのナビン君に聞いてもらいました。

すると、この少女は、ここから歩いて2日ほど掛かる、下の村から働きにきている事が判りました。

更に、年齢を聞いて驚きです、ナントと10歳です。

それを聞いた瞬間、私は息がつまり、涙を抑えるだけで精一杯でした。

何と声を掛けたら良いか判らず、ポケットにあった日本のキャンデーを渡すと、

本当に嬉しそうに受け取り、大切な宝物のように自分のポケットにしまいました。

この少女は、住み込みでロッジの部屋の掃除や洗濯を行っています。

ネパールでは、義務教育ではないので、この様に子供でも学校に行かずに働いている子がいるのです。

想像ですが、彼女の日当は、20-30ルピー位だと思います。日本円にして40円以下です。

それでも、仕事のあるこの少女はまだ良いほうなのかも知れません。

この世に、同じ人間として生まれてきた者として、どうしてこの様に違いがあるのだろう、と考えずには居られませんでした。

今回のネパールでの3週間で、我々の住む日本という国が、他の国から見れば、本当に特殊で異常な国であることが身を持って判りました。

日本人である私たちは、自分たちで日本と云う国がどれだけ素晴らしい国なのかを知ることが、今、求められている気がしてなりません。