今年に入っての全国の交通事故死者は11月末現在5174人で、7年連続で減少傾向にあることが20日、警察庁のまとめでわかった。
このまま推移すれば、54年ぶりに5000人台にとどまる見通し。同庁は、「ドライバーの安全運転に対する意識の向上に加え、官民一体となった飲酒運転の撲滅活動などの結果」と分析している。
年間の死者数は、1970年の1万6765人がピーク。その後、増減を繰り返し、2000年の9066人から減り続け、昨年は6352人。自動車保有台数は70年に比べ3倍以上に膨らんでいるが、死者は1万人以上減少している。
交通事故全体の発生件数は75万6701件で、負傷者は94万1170人。いずれも過去最多だった04年から3年連続で減少。シートベルトの着用率向上と、スピード違反による事故の減少が要因に挙げられる。
また、6月に自動車運転過失致死傷罪が新設され、9月には飲酒運転の罰則を強化した改正道路交通法が施行されたこともあり、飲酒運転に絡む死亡事故は前年同期比で183件少ない395件に抑えられている。
(2007年12月20日10時52分 読売新聞)