翌日は世界遺産へ登録しようという考えをさらに推し進めるためにハラールで地元の
教育長に会って説明することなった、さらにアジスアベバでは日本の大使のはからい
で観光省の大臣と会い、いままでのジェールズルツーを世界遺産への署名を手渡すこ
とになる。(これはすごいことです!!!)
次に商務省の大臣に会いECXのシステムのことと農薬の問題に関して話し合うことにな
る。この問題は極めて政治的な要素が高いため、ことばを選びながら慎重な話し合い
になる。みんな緊張の中、日本の自家焙煎コーヒー店の一主のはなしとして、また日
本の消費者のエチオピアコーヒーに対する考えなど率直に話すことができた。その後
さらに日本のコーヒー研究者としては第一人者のI氏が加わる、実際のECXの取引所の
見学をしてこのECXシステム導入の責任者とECXシステムのもと、どのようにしたら個
性的な珈琲を残すことができるか話し合い、一応の成果というか納得することができ
たとおもう。農薬に関しては農薬検査機関の見学を許され最新の海外の農薬機器導
入、今後の農薬に関する説明を受けたが我々だけではちんぷんかんぷんでなにもわか
らなかったがI氏のおかげですごく理解できた。I氏と一緒にM社の前社長ヤンニさん
の墓参りをしてハードスケジュールながらも一定の成果を得たこの旅も最後のイルガ
チェフェ訪問で終わりになる、しかしここでさすがに疲れがでてイルガチフェ片道7
時間一泊の旅はきついという人もでてきた。そこで行きたい4人だけがイルガチフェ
を目指ことになる。