上海はやたら規則が厳しい | handa pandaの珈琲探訪

handa pandaの珈琲探訪

日本人が作ったブラジル珈琲カルモシモサカを輸入、上海初の店頭焙煎珈琲店、珈露夢を立ち上げ、上海繁田珈琲焙煎倶楽部をつくり
さらに日本独自の文化ネルドリップ珈琲普及のために社団法人日本ネルドリップ珈琲普及協会を2016年8月に設立しました

eedf7fe2.JPGとにかくすごいスピードで中国の環境はかわっています。前回は工商局でしたが今回は衛生局からの通達です。衛生環境を良くするためスプーン、コーヒーカップなど人体に触れるものはすべて提供する前に消毒しなさい、また仕入れに関してはすべて仕入先を明確にしなさい。つまり変なものは提供してはならない、ということなんでしょう。「それならもうちょっと、あのくさい水をなんとかしろ!」といいたいです。すべての飲食関係の店の評価がされ3段階評価の中で私たちの喫茶店は中ランクでした。私たちの地域に40店舗ちかくのお店があるのですが上ランクが1店、下ランクが4店のこりは中ランクでしたが下ランクは改善しなければ営業停止です。しかし上ランクの店の食事の前にだされるお茶には上海の水道特有の土の匂いがするのです。(ですからいつもビールを私は頼みますが)格好、建前、からがっちり決めるのが好きな中国ですがやりすぎや中身がないこともおおくあり、そのへんで不満や逆になんとかなるという場合もあるのですが、とにかくよくわからないまままえに進んでいきます。ところで前回はハイリスク、ハイリターンと書いたのですが最近コーヒー関連のお店が近くに増え始めました。自家焙煎珈琲と書いてあるお店(店内に焙煎機は見当たらないですが)大手飲食チェーン(○○食堂というカフェテリア形式の店を上海で展開)と商社も合弁で店頭でケーキを作るところを見せながらおいしいケーキとコーヒーという雰囲気あるお店を作っているようです。一方ネットでもコーヒー豆の宅配、コーヒー教室などを展開する業者もでてきました。しかしコ○テール堂の撤退や勢いのあったサイ○リヤの行列もなくなり、カレー専門チェーン、バル○○クなどのわずかな期間での閉店した店もあり日本からの外食上陸組みはきびしい状況にあります。物流などの整備の遅れや規則、法律など日本では考えられないことも多く、いつかわるかわからないこともあり、来年一月に施行される労働法では労働者保護のための法律などはかえって労働者を苦しい状況に追い込み、会社の存続も危ぶまれるようなこともあります。われわれもまあなんとか10億人へのアプローチということでがんばっているのですが厳しい状況は続きます。