上海珈琲事情雲南2007 | handa pandaの珈琲探訪

handa pandaの珈琲探訪

日本人が作ったブラジル珈琲カルモシモサカを輸入、上海初の店頭焙煎珈琲店、珈露夢を立ち上げ、上海繁田珈琲焙煎倶楽部をつくり
さらに日本独自の文化ネルドリップ珈琲普及のために社団法人日本ネルドリップ珈琲普及協会を2016年8月に設立しました

9302f9ff.JPG下坂さんとの珈琲の旅が9月29日で終わりました。9月2日成田で待ち合わせ、岡山、岐阜、山梨、東京、福島、雲南、北京、上海、と自家焙煎店とまわり各地で講演、生産者との交流、いろいろありましたが約一ヶ月無事終えることができホットしています。一緒に回ることでこちらも勉強できまたお客様もどのようなことに疑問をもっているのかわかり非常に勉強になりました。とくに今回、下坂さんと関根(福島ブラウンチップ社長)と私(繁田)の珍道中!ハイライトは雲南省の農民の家でいれた「究極のコーヒー」でしょう。農民の家は山の頂上にあり、いくまで大変な労力を使います、車は途中までで歩きで1時間ちかく登ります。今回で3回目の訪問ですが山の上からみた光景はいつもすばらしいものです。コーヒーも良質なものができるだろうと期待できる場所です。前回来たときここの農民が一度も自分のコーヒーを飲んだことがないというのでなんとか飲ませたいとフィルターを上海から持ってきていたのですが当日持参するのを忘れました。でもどうしても飲ませたいといろいろ考え、今年取れたばかりのパーチメント(コーヒーの実で皮のついたもの)が目の前にあったのでつぶしてなかのコーヒー豆を取り出しフライパンで焙煎、ミルがないので昔のはかりのおもりをローラーのように使い焙煎豆をつぶし、フィルターがないので下坂さんが肩にかけていたタオルを煮沸してフィルターがわりに使い、やや薄めのコーヒーを淹れました、下坂さんのだしいり、「究極のコーヒー」の出来上がりです。おそらく最初で最後のコーヒーです。農民がはたしておいしく感じたかどうかわかりませんがしっかり飲んでいました。そして農民は「コーヒーの淹れ方がわかったので今度は自分たちでもするといっていましたが、、、」まずしないと思いますがもしあのやり方が普通だとおもってしまうとちょっと問題です。