みなさまごきげんよう
遂に話も終盤となりました
前回の続きになります
登場人物
ゴユンシェンの体が
地を這うようにすべり
リウの背後を取った
ひとつの影が宙に踊った
あふれる血を吐きながら
リウレイは言った
※事上磨錬とは
明代の哲学者、王陽明氏の言葉で
日常一切これ修行
ふさわしくない環境の上でこそ
磨錬すべし
という言葉である
その後はホン達や手下達は
方々へ散っていった
その後
ゴユンシェン(郭雲深)
は
その後1901年に
天寿を全うする81歳まで多数の門弟に
形意拳を教えたという
その門弟には
とてつもない英雄が
彼の弟子となったんですね
半歩崩拳(はんぽぽんけん)
半歩崩拳とは
このような技だと伝わっています
郭雲深は貧しさから
非行に走った時代を経て
李洛能氏の教える
形意拳の門を叩くも断られました
その後三年
一筋に半歩崩拳を練習し
李先生に見せると
郭雲深は入門を許されました
それからはどんな技も
究極まで達したといいます
彼の数ある形意拳の技の中でも
特に優れたのが半歩崩拳で
対戦相手がみんな
郭雲深が半歩進むと
倒れたと言われています
郭雲深は民衆から
『半歩崩拳あまねく天下を打つ』
と称され人柄もよく
人気がありました
現代ではマンガのキャラクターとして
描かれるなど親しまれています
一人のおっさん
その筋では現代にも
あまねく天下に知られた達人でした
おしまいでございます
最後まで
ご覧くださって
ありがとう
ございました
( ˊᵕˋ🙏🏻 )
※写真などすべてお借りして
史実と実在した人物を元に
創作しました