みなさまごきげんよう
前回の続きです
これはコメントでもご指摘
いただきましたが
いわゆる国語辞典です
昭和24年(1949年)です
旧字体の漢字の『二十』の意味
十が二つ並ぶので『廿』という漢字で
にじゅうと読ませるという説がある
定価900円
となっています
昭和24年物価指数
()内は現代の価値
5000円(約20万円の価値)
サラリーマン平均月収
10129円(約40万500円)
カレーライス
80円(約3000円?)
ビール
120円(約4000円?)
言林(国語辞典)
900円(約36000円)
さてこの辞典の話のまえに
ある男の話をしておかなければ
なりません
とある男ありけり
一番初めにこの辞典を買った方が
昭和25年7月9日
に大廣書店で購入されたのでしょう
そしてその下に
私がこの辞典を譲り受けた日を
書いています
この二人の人間の間にもう一人の人間
とある男がおりまして
このページの一番上に
名前を消していますが
昭和40年3月○日
と手書きされています
この男がいつも大事に小脇に抱え
ページをペラペラさせていた
金のテープを
自ら貼り付け補強したようです
古本屋でこの辞書を買った男
実は酒癖が悪く
プライドが高くて気難しいと
誰もが口を揃えて言う訳です
ということで
これから話はおもしろく
なっていくんですが
実はこの人謎が多いんですよ
戦時中満州へと...
おっとここでお時間です
一体これは誰のものかという話は
次回の話に続きます
また、お会いしましょう😉✋