心の重心が自分に無い状態だと、相手の言動や態度に振り回されいつも言いなりになってしまいます。また、ズルい人間というのも居てとにかく人を利用しようと、揺さぶりを掛けてくる人間、言い方を変えると『かます、かましてくる』のもいます。
じゃあどうしたら、言いなりにならないようにできるか?ということですが、まずはビビらないことです。揺さぶりに対して揺さぶられないことなんです。
ここで孫子兵法を紹介します。
『彼を知り己を知れば、百戦以て危うからずや』
つまり『相手を知り、自分を知れば百戦しても危なくない』ということです。
そして孫子は続けます。
『上策は相手の謀(はかりごと)を討つ、下策は相手と戦を以て決す』
戦わずして勝つのが最善なのだという訳です。
心が揺れてしまうとつい戦いたくなってしまいます。だがしかし、心の重心を低く自分自身に置けば、戦う前に相手の『かまし』を見抜いて逆に利用する事も出来るわけです。
自分の重心が、自分ではなく他人に行ってる状態。ここに自分の心が気が付けるか?そこから始まるのです。