ピアノクラスグループレッスン*小学生2年~の部 | 「音の教室カリヨン」レッスンブログ

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川崎市梶が谷の五感をそだてる「音の教室カリヨン」の音楽講師によるレッスン風景ブログです。

今日は年に2回のグループレッスン。
久しぶりに会うと、ちょっと合わないうちに
みんな大きくなっていて 成長ぶりに驚かされます。

今回は親御さんの見学もオッケーです!ということにしたのに、

みんな照れるのか、もしくは緊張するからか、
「いないほうがいい!」といって、せっかく来てくれたお母さんも

ちょっぴり後ろ髪ひかれながら帰られましたあせる

結局親御さんの見学は数人のみでした。

寂しいような気もするけれど、
まぁ 仕方ない。。。

さぁ、まずはいつものようにくじ引き順で演奏発表。
お名前、学年、ピアノ歴、曲名を自分で言ってから
演奏してもらいました。



聴いている人が少人数でも、緊張するよね(^^)
いつも通り弾けたかな?
うまくいった子も、そうでなかった子も、
一つ一つが経験ですね。

まだ習い始めて2ヶ月の子から、
幼児から始めて5年以上経つ子、

それからピアノを練習できる時間がたくさん作れる子と、
塾や他の習い事で時間のない子。

それぞれ環境も様々だけど、
少しでもたくさんピアノに触れて、
弾くことが楽しいな と思ってくれたら嬉しいです。

今日は周りのお友達の演奏を聴いて、
きっと刺激になったんじゃないかな。

 

楽して上達できたらいいけど、

ピアノは練習しないと弾けるようにならないからね。。。

それぞれの環境の中で、ちょっとずつでもいいので、

根気よく練習頑張って続けていこうね!

さて後半は音楽絵本鑑賞と発展編。
想像の羽根を広げ、みんなにピアノを使って
イメージの音を創り出して頂きます!

カリヨンの先生達で作った音楽絵本、
「まこちゃんのドロップス」。

ストーリーはというと、
まほうのドロップスをもらった まこちゃんが、
困った時になめると、素敵なものに変身して、

様々な困難を乗り越えていきます。

最後は成長して、ドロップスに頼らないで

力強く生きていきます。

じっくりと絵本を語りとフルートとピアノの音楽付きで楽しんだあと、
なんと本物のドロップス登場。

みんなにひとつずつコロン!と配ります。

 

 

オレンジだ!

 

 

今度はそのドロップスを見て、実際になめながら、

どんなものに変身したら面白いか想像してみよう!

 

単にオレンジだからオレンジに変身、じゃつまらないから、

小学生のみんなは タイトルを工夫してみてね!

 

 

と、振ったら、先生たちの想像をはるかに超えた、

独創性に富んだタイトルがたくさん!!

みなさん、想像してみてください。

 

 

紫のドロップス → コスモスの人生。

 

 

オレンジ → とれたてオレンジ

 

 

いいねぇ〜

 

ここから、さらに音をつけて参りますぞ。

今回はイメージすること、それを表現すること、が最優先なので、

楽譜は正しく書かなくても大丈夫。

自分が再現できるように、絵やことばで補ったりして、

メモ書きで記録してね。書ける子は楽譜で、としました。

 

赤 → ママがミニトマトでサラダを作ってる。

 

ドッドッドッ・・・・ドレドレ・・・

 

 

「ドレドレ」のところは「隠し味 塩コショウ」だそうで 笑

 

 

お次は 赤 → 赤い豚が太る音。

だんだんとドミ#ファソ の和音を高いところから低いところへ。。

うん、確かに豚が太っていった!!

 

 

赤 → 転んだマヌケなドロップス

 

 

右手と左手の不協和音がなんとも「転んだマヌケな」をうまく表現。

先生たちも真似できません、脱帽です。

 

茶色 → 楽しく遊んでいるさる

 

ウッキッキー ミードーソー 

 

 

緑 → ぐんぐん伸びる木  絵が最高。

 

 

赤 → 光る太陽 この図形のような形がいいね!

 

 

紫 → 紫の水泳ぼうし

 

 

水泳の得意な彼女は、これがすぐに浮かんだのでしょうね。

グリッサンドでスーっと泳いでい様子が。

う〜ん 平泳ぎとかかしら?

 

みんな 個性的で、タイトルもいいし、実際の音も面白い音譜

捕われず、自由な発想で表現してくれましたね。

 

「作曲」っていうと、なんだか難しそうだけど、

こうやって自分の中に眠るイメージをじっくり見つめて、

色々試しながら、こうかな、ああかな、とやっていくと

誰でも音楽で表現することができます。

 

「まこちゃんのドロップス」も然り、

先生たちがカリヨンで挑戦してきた音楽絵本の音楽付けも

今日の作業と全くおんなじ。

 

みんなが一生懸命練習している曲も、

有名な大作曲家の曲も、規模は違えど、これまた同じ。

音楽とイメージは切っても切れない関係なのです。

 

今度 曲を練習するときは、

ぜひ、この部分は何を表現しているのかな、とか

どんなイメージで作曲家は作ったのかな、と

考えながら弾いてみてくださいね。

 

 

今回の経験が、これからの音楽の糧となりますように。

 

 

(まりえ先生)