皆さんもなんとなく事の顛末をご存じかと思いますが、枝野・福山らの虚言によって野党共闘がピンチに陥っています。


最初に設定しておきたいが、私の目的は「枝野・福山の謝罪」であります。

山本太郎の東京8区からの立候補について、枝野・福山は虚偽の説明を繰り返し、立憲支持者を煽り、朝日新聞等マスコミも偏向報道によってれいわ新選組に対するディスプロモーションを加熱させ、多大な損害を与えました。

よって、枝野・福山は「虚言を繰り返し、れいわ新選組と野党共闘に多大な損害を与えた。すいませんでした」と謝罪する必要があります。

少なくとも私の認識は上記の通りなのですが、もし「行き違いがあった」というのなら、それも説明し、謝罪すべきところは謝罪してもらわないと野党共闘なんてできないということです。

山本太郎サイドは街頭記者会見にてしっかり説明し、混乱の原因の一つになったことを謝罪しています。
しかし、枝野・福山サイドは虚言を繰り返すだけで一向にまともな説明もなく、謝罪もしていません。


ここで、「立憲を批判しても自民を利するだけ」「立憲もれいわもどっちもどっち」と言う者がいます。
しかし、主権者の権利を侵害され黙ってるわけにもいきません。

泥棒が家に侵入してきても「お好きなモノをどうぞ、ついでに火もつけてってください」と言ってるようなものです。
また、二―メラーの例を出しても当てはまるだろうけど、この手の全体主義的傾向のある輩は甘い態度を取ると際限なく市民の主権を侵害してくるものですので、民主主義を守るためには、こういう不正を許すことはできません。


もし、野党共闘の本質が、「立憲民主党のために共産・社民・れいわなどの弱小政党は候補を降ろせ」というものであったなら、「野党共闘」の名を借りた全体主義に他なりません。

「上のモノが決めたことだから不正があったとしても黙っていろ」との同調圧力をもって言論を弾圧するというのであれば、自民党やらスターリン、ヒトラーと何のかわりもないのです。


さらに言えば、本件「東京8区の乱」が山本太郎・れいわ新選組を壊滅させるために枝野・福山らに計画された策謀である可能性すら否定できません。
枝野らがまともに説明しないのだからこの可能性も残ってしまうのです。


他方、私の感覚としては、山本太郎が降りることになったことで東京8区から出ることが決まった立憲の吉田はるみ候補については、特に批判する対象にはなっていません。
吉田氏はむしろ被害を受けた側と考えられ、問題は立憲執行部の「ホウレン草」のなさにあるだろうというのが、私の認識です。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇


政局に興味のない人にとってみれば「なんか野党が揉めてるなあ」程度にしか認知されていないと思いますので、この件の経緯にも少しふれておきましょう。

立憲支持者にとっても、まともな説明をしない枝野・福山を信用することはできないと思いますので、現在確定している事実を確認いただきたいです。


 *以下に時系列で整理したが、ひょっとしたら間違いもあるかもしれない

〇【前段】 2019年より立憲側から東京8区を調整できるから立ってほしいと打診。しかし消費減税を旗印とする公約のすり合わせができず、実際の交渉が始まったのは立憲側からのアプローチにより2021年8月からとなる。

 (出典: 10/11 山本太郎街宣 https://www.youtube.com/watch?v=DBNRn_JDudQ)


〇10月7日深夜、何者かのリークにより東京新聞が「山本太郎が東京8区より出馬」と報道


〇10月8日午前立憲枝野代表が記者会見にて山本が8区より出ることについて、「知らなかった」「他の選挙区で出てほしい」としてしらばっくれる。

 画像出所:れいわ新選組10/11街宣
 一時ソース(枝野幸男記者会見 10/8) https://youtu.be/5fZkkIVgxvg?t=1583


〇10月8日夕方、山本太郎が東京8区で出馬することを街頭記者会見で発表するが、もともと8区で活動していた立憲・吉田晴美候補の支持者たちが「聞いてない!」「山本は『ホウレン草』がなっていない!」などとして反発。 
 この際、山本は「従前より立憲とは折衝を重ねていて、8区で候補者調整がついている」旨にも言及する。


〇10月9日、囲み取材に対して、枝野は再度「山本の8区での出馬に困惑している」「山本の対応は自民を喜ばせるだけ」としらばっくれ、山本が勝手に突っ込んできた」という印象づけを行う虚言を重ねる。これによって立憲支持者が山本に対して激怒し反対運動にまで発展した。
 実際に朝日新聞なども枝野発言に乗っかって、山本が調整もせずに突然乗り込んできたという向きで誤報も含むかたちで大ディスプロモーションを展開する。


 画像出所:れいわ新選組10/11街宣
 報道ソース https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA091RD0Z01C21A0000000/

 *後に確認されることだが、山本の主張通り、立憲の福山幹事長、長妻都連会長兼選対委員長代理、吉田晴美候補のあいだで9月より山本の出馬の件は共有され、9月末(おそらく9月24日)には最終合意に至っている。枝野が寝耳に水の体を装っていたのは猿芝居だったということになる。
 そして予定候補・支持者への「ホウレン草」の徹底ができていなかったのは立憲側だということが明らかとなった。


10月10日、再び枝野はぶら下がりで「(山本の出馬表明に)困惑している幹事長が対応しているが報告はない」等と返答。


〇10月11日山本太郎が該当記者会見にて8区出馬断念を表明。この街宣で、枝野が従前の話し合いでの約束を放棄し、10月8日以降の一連の発言で「山本が独断的に出馬した」という印象操作を行っていたことが明らかとなる。

ここで明らかになったのは、立憲と以下のような取り決めがあったこと。

・9月30日の党首会談にて枝野から山本に直接「(8区について)やりとりがあることは知っていると対外的に発するにとどめる」と言われたといったもの。(山本談)

 画像出所:れいわ新選組10/11街宣

・立憲の東京8区撤退を発表するのは立憲の公式発表をもってとなったが、れいわ側は間に合わないので当初は9月27日を設定していた。結局立憲を待つかたちで10月8日の出馬発表となった。


 画像出所:れいわ新選組10/11街宣
 *立憲が「支持者の説得に時間が必要」と山本側に通達したのは10月初頭であると思われるが、10月8日に吉田晴美氏の支持者が「何も聞いていない」と激怒していたのはなぜだろうか。説得をしていなかったから支持者が激怒していたのではないか。この点でも立憲が山本側に虚偽申告をした疑いが非常に強い。
 また、元朝日新聞記者の佐藤章氏が立憲幹部に確認したところ、「10/7に山本が8区出馬の発表することは了承した」ことや「9月末に立憲側と山本の一本化で最終合意がなされた」ことも裏どりもされていて、「幹部が吉田氏にもその旨を通達した」ことなども確認したと10月12日にYoutube番組にて伝えている。


・もっとも重要なのが、立憲が吉田はるみ氏と「次の活躍の場の約束」(8区候補を降りるという意)の念書を交わしたこと。

 画像出所:れいわ新選組10/11街宣

これに関しては、元朝日新聞記者の佐藤章氏が、立憲の幹部に、10月初頭~7日の間に吉田はるみ氏と念書を交わしたか確認したところ、「コメントできない」「言えない」と返されたとのこと。
つまり、立憲は、「否定をしなかった」ことにより、実質的に念書の存在を認めたかたちとなる。
念書の存在が確定されたことにより、10月初頭には確実に山本の候補一本化は吉田晴美氏とのあいだでも決定していたことになる。
ここでも寝耳に水を装っていた枝野の嘘が確定された。
(注: 佐藤氏は「10月7日に念書を交わした」と解釈しているが、山本の話からは日付にまで言及しているところまではくみ取れない)


10月12日、福山記者会見
福山幹事長は従前より長妻らと山本と複数回交渉していたことを認め、9月末から吉田晴美氏にも山本の8区出馬の件を伝えていたと発言
つまり10月8日の山本出馬会見を受けて、9日に枝野が「困惑している」「山本の突然の出馬は自民を利する」「吉田晴美に国会で仕事をさせたい」などと語ったことは、事実上すべて虚言であったことが確定された。

 しかしながら、福山は往生際悪く、「9月末(おそらく9/24)には山本の一本化が合意されていた」ことや「10月初頭(7日以前)に吉田晴美候補と念書を交わした」事実には一切触れない姿勢で、あくまでも福山自身と長妻都連会長兼選対委員長代理、吉田晴美候補との間で話し合いがもたれていたとの表現をすることにとどまっている。これは虚偽説明となる。


10月13日、枝野記者会見
枝野は「山本・吉田の件は福山幹事長が言ったとおり」等とぶぜんとした態度で答える。
犯行を認めたかたちだ。


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これがここまでの経緯です。

山本側の主張で裏どりのできていない話は数点あるが、重大なハードルはほとんど裏どりができていると見ていいでしょう。
いずれにしても山本側は電話での会談は全て録音しているし、対面での会談も文書を作っているので、嘘をついているなどということありえないと見ることができます。

驚くのは、枝野と福山がとんでもない虚言を重ねていたことであり、いまだに認めることなくシラを切っている点があるということです。

これは極めて残念だし、私のような野党共闘を望むれいわ支持者(立憲も支持しています。勿論共産・社民も)を激怒させました。

しかも、枝野・福山はいまだに謝罪さえしていないのです。

山本側は、ほとんど落ち度がないのにも関わらず、混乱させた一因になったことを認め謝罪さえし、8区出馬まで取りやめました。
れいわ側は、交渉材料として長妻の選挙区の7区の高橋アト、手塚都連幹事長の選挙区の5区中村みかこを降ろしたという情報さえあります。


今回の件で明らかになったのは、枝野・福山がホラ吹きの小キンタマ野郎だということです。

そして、山本太郎は男を上げた。


ただ、れいわ新選組としても野党共闘としても損害は非常に大きなものがあるので、ホラ吹きスターリンの枝野・福山コンビには落とし前をつけていただかなくてはなりません。

その落とし前は「ホラを吹きまくってすいませんでした」と謝罪することのみです。


私としては、枝野、福山、長妻の事務所に電話をし、場合によっては訪問し、「謝罪」を要求していきます。

「ホラ吹きが野党第一党を運営しているなんて嫌だ!民主主義の危機だ!」と思った皆さんも、ぜひ上記三方にご意見をお伝えくださいませ。



それでは、またまた長文をご覧いただきありがとうございました。

またの機会に。

cargo



10月24日 追記: 

 

11月5日 追記: