経済学シロウトの感触ですが、たぶん今のマクロ経済学のトレンドである反緊縮のロジックは、以下の五つの概念を覚えるだけでだいたい事足りるんじゃないかと思えてきました。
 
① 合成の誤謬
② ビルトイン・スタビライザー(景気の自動調整機能)
③ 万年筆マネー
④ スペンディング・ファースト
⑤ 税は財源ではない
(加えるなら国民所得恒等式、SFCモデル、国債の会計の概観も必要かもしれないが…)
 
この五つの概念を柱に、「消費税廃止は本当に可能なのか?」と題した全4回シリーズの文章を、音楽誌Ele-kingさんの政治カテゴリーに寄せさせてもらったので、興味ある方はぜひご覧ください。
まずは前半の2回分。
 
【消費税廃止は本当に可能なのか?(1)】
http://www.ele-king.net/columns/politics/007166/
【消費税廃止は本当に可能なのか?(2)】
http://www.ele-king.net/columns/politics/007190/
 
(2)の記事は京大・藤井聡教授主催の令和ピボットのメルマガにも取り上げていただいてました(!)
恐縮であります…。
 
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最近、香港人やシンガポール人の知人とよく話すのだけど、彼らの活力あふれる国の情報を聞いていると、本当に日本は衰退国家になってしまったんだなあと感じます。
私たちより、彼らのほうが全然お金持ちですしね。

出典 https://kaigai.life/?p=1651
 
10月からハイスコアガールの二期目が始まったので見てるんだけど、あれは家庭用ゲームの勃興によりゲーセンが衰退したという背景に、奇妙で華やかだった昔を懐かしむという趣旨があるんだけど、それだけじゃないと思いました。
 
ゲーセンが衰退したのは家庭用ゲームの勃興だけが理由ではなくて、事実、日本全体が衰退してしまって、街の活気がなくなったというのもあると思うんですね。
 
それにしても、エンタメ業界も、90年台は良かったなあと懐かしむような作品にしか面白みを感じなくなってしまったんではないかと思うと、楽しいはずの物語にもふと我に返る瞬間がある…。
 
つくづく、これ以上の衰退化は耐えられねえなあと思います。

消費税廃止と財政出動!
実現させよう。
 
 
ご覧いただきありがとうございました。
また次回。
 
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